
『移行期的混乱』で、「有史以来初めての人口減を食い止める方策は、経済成長ではない。それとは反対の経済成長なしでもやっていける社会を考想することである」と指摘した著者。
本書では、その社会のあり方として「小商いの哲学」を提示する。「身の回りの人間的なちいさな問題を、自らの責任において引き受けることだけが、この苦境を乗り越える第一歩になる」短期的ではなく長期的な視点での復興策を、血の通った言葉で書きつづった感動的な論考!
書籍情報
著者:平川克美
出版社:ミシマ社
発売日:2012/1/20
判型:A6
ページ数:232ページ
ISBN-13:9784903908328
--
オススメPOINT
東日本大震災をきっかけに書かれた本書。これからの社会で必要なのは、経済成長だけを追い求めない小商いだと提示し、今の日本人の生き方はどうあるべきか考えさせられる一冊です。『共有地をつくる』と一緒にぜひ。